【ツール紹介】老後の資産シミュレーション無料ツール比較

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三菱UFJアセットマネジメントのシミュレーション・ツールを使ってみた

早期退職を本格的に考え始めたとき、まず向き合わなければならなかったのが 「自分の資産は本当に老後まで持つのか」という問いでした。

貯蓄額は把握していても、「それが何年分に相当するのか」「運用しながら取り崩せば何歳まで持つのか」——そういった具体的な数字が、まったくイメージできていませんでした。感覚だけで「大丈夫だろう」と判断するわけにもいかず、かといって、どこから手をつければいいかも最初はわかりませんでした。

そんなときに最初に出会い、今でも手放せないのが、 三菱UFJアセットマネジメントの「シミュレーション・ツール」です。

https://www.am.mufg.jp/tool/


私がこのツールを使い始めたきっかけ

資産シミュレーションを本格的に始めたのは、早期退職を視野に入れ始めた2024年頃でした。

「5000万円を目安に資産を形成できれば、早期退職できるかもしれない」という感覚はあったものの、それが本当に正しいのか、どのくらいの積立額と期間が必要なのかが、まったくつかめていない状態でした。

そこで目にしたのが、このツールです。

  • 登録不要・完全無料
  • シンプルな画面で、直感的に使いやすい
  • リスク(価格変動)を考慮した現実的な試算ができる

この3点だけで、まず「試してみよう」という気持ちになりました。


ツールでできること:4つのシミュレーション

このサイトには、大きく4種類のシミュレーション機能があります。

① つみたて投資シミュレーション

https://www.am.mufg.jp/tool/simulation_tsumitate.html

毎月コツコツ積み立てる「積立投資」向けのシミュレーションです。

入力するのはシンプルな3つ。

  • 目標資産額(例:5000万円)
  • 投資期間(例:20年)
  • 想定リターン・リスク(例:年率7%・15%)

これだけで、「毎月いくら積み立てれば目標に到達するか」が自動計算されます。

  • 画面は三菱UFJアセットマネジメントの「シミュレーション・ツール」より

逆算も可能で、「毎月積立額が決まっているなら、何年で目標に達するか」なども簡単に試せます。

私の場合、インデックス投信を中心に積み立てる前提で「5000万円という目標を、あと何年で達成できるか」を検証しました。画面上で数字を動かしながら、「これなら退職のタイミングが見えてくる」と初めて感じた瞬間でもありました。

② 一括投資シミュレーション

https://www.am.mufg.jp/tool/simulation_ikkatsu.html

すでに一定の貯蓄・資産がある方は、こちらのシミュレーションも有効です。

  • 初期投資額(例:3000万円)
  • 投資期間(例:10年)
  • 想定リターン・リスク(例:年率7%・15%)

を入力すると、市場の変動を加味した複数シナリオでの資産推移が確認できます。

「楽観シナリオ・中央値・悲観シナリオ」それぞれのグラフが表示されるため、「最悪の場合でも資産が枯渇しないか」を視覚的に確認できるのが大きなポイントです。

  • 画面は三菱UFJアセットマネジメントの「シミュレーション・ツール」より

私の場合、既存の貯蓄をそのまま投入した場合に「2070年(101歳)まで資産が持つシナリオ」が成立するかどうかを、このシミュレーションでざっくりと確かめました。悲観シナリオでも枯渇しないグラフを見たとき、「数字として退職の根拠が持てた」という感覚がありました。

③ 取り崩しシミュレーション

https://www.am.mufg.jp/tool/simulation_torikuzushi.html

早期退職者にとって最も関心が高いのが、「退職後、毎月いくら取り崩せるか」という問いです。

このシミュレーションでは、

  • 資産の初期額(例:5000万円)
  • 取り崩し開始年齢(例:60歳)
  • 取り崩し期間(例:30年)

を入力するだけで、毎月の取り崩し可能額の目安が出てきます。

  • 画面は三菱UFJアセットマネジメントの「シミュレーション・ツール」より

逆に、「毎月35万円を取り崩したい場合、資産はいくら必要か」「その場合、何年で枯渇するか」といった逆算も可能です。

私の場合、月35万円の生活費を想定した場合に、退職時点の資産で何年間まかなえるかを確認しました。リスクを考慮したシナリオが複数提示されるため、「4%ルールのような取り崩し率が自分の資産に合うかどうか」をチェックするのにも最適です。「頭でわかっていた4%ルールが、自分の数字で初めてリアルになった」という感覚がありました。

④ 投信実績シミュレーション

https://www.am.mufg.jp/tool/simulation_jisseki.html

より深く確認したい方には、この投信実績シミュレーションが役立ちます。

  • 実際のファンド(eMAXIS Slim S&P500など)を選択
  • 最大5つまで組み合わせ可能
  • 過去の運用実績ベースで、積立・一括投資をした場合の資産推移を確認

「このファンドとあのファンドを6:4で組み合わせたらどうなったか」「リバランスありとなしで結果はどう変わるか」といったポートフォリオの最適化に使えます。

  • 画面は三菱UFJアセットマネジメントの「シミュレーション・ツール」より

私の場合、S&P500・オールカントリー・NASDAQ100の組み合わせで過去の実績をベースに積立・取り崩しの結果を検証しました。「過去データとはいえ、自分の組み合わせで試せる」というのは、他のツールにはなかなかない感覚です。


「まずここで概略をつかむ」が正解

私はこのほかに、生成AIを使った詳細シミュレーションも活用しています。 (そちらについては別の記事でご紹介しています。

ただ、最初から生成AIで細かく詰めようとすると、かえって迷いがちです。

「どんな前提を置けばいいか」「どの数字を優先して見ればいいか」といった「土台となる感覚」が最初はつかみにくいからです。

そこでおすすめなのが、「まずこのツールで概略をつかむ」アプローチです。

  1. 三菱UFJアセットマネジメントのシミュレーション・ツールで骨格となる数字を把握する
  2. そこで見えてきた前提条件を元に、生成AIでさらに詳細なシミュレーションに進む

この2ステップが、スムーズで取り組みやすい流れだと感じています。


おすすめしたい方

このシミュレーションツールは、特に以下のような方に使ってほしいと思っています。

  • 早期退職・セミリタイアを検討しはじめた方
  • 「老後に資産が足りるか不安」という方
  • 積立投資をしているが、出口のイメージがまだない方
  • 取り崩しシミュレーションをやったことがない方

登録不要・無料・スマホからも使えるので、ハードルは低いです。

私自身、このツールで初めて「2070年まで資産が枯渇しない」という数字を自分の手で確かめたとき、早期退職への不安が一段階やわらいだ感覚がありました。まだシミュレーションをやったことがない方は、ぜひここから始めてみてください。

著者プロフィール
もも吉

33年間、IT企業で技術職・管理職として働いてきました。神奈川県在住、妻と大学生の子と3人暮らし(もう1人の子は社会人として独立) 2018年から投資を始め、資産形成を続けてきましたが、役職定年・職場での消耗・健康寿命への意識が重なり、2026年6月に56歳で早期退職することを決めました。このブログは、その決断と準備の記録です。

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