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早期退職前に車を売却した理由と節約効果

早期退職前に車を手放した理由と、当時の年間維持費4項目の概算17〜27.5万円、タクシーやレンタカーへ移った生活を整理した図。 固定費削減
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早期退職の固定費削減といえば、真っ先にクルマになります。でも私の場合、単純な節約話ではありませんでした。

18歳で免許を取ってから38年間、4台のクルマに乗り継ぎ、チューニングに収入の一部を注ぎ込み続けてきました。その私が、早期退職前に愛車を手放しました。決めた理由と、手放した後の変化を正直に書きます。

📌 この記事でわかること

  • 38年間、4台を乗り継いだ私が愛車を手放した理由
  • 当時の年間維持費の概算と、合計に含めていない費用
  • 車のない生活で感じた変化と、タクシー・レンタカーの利用

① 私とクルマの38年間

18歳で免許を取得して以来、愛車を手放すまでは一度もクルマのない生活を経験したことがありませんでした。

単なる「移動手段」としてクルマを使っていたわけではありません。
クルマそのものが趣味でした。

ドライブはもちろん、チューニングと整備が大好きで、収入のかなりの部分をカーライフに注ぎ込んできました。
56歳の今日まで4台を乗り継ぎ、退職を機に愛車を手放す決断をしました。


② 4台の愛車遍歴

どのクルマにも、それぞれ深い思い入れがあります。

1台目:トヨタ スターレット EP71型

18歳で初めて手に入れた愛車です。
EP71型スターレットは、当時の若者に人気のコンパクトスポーツ。
軽量ボディと小気味よいエンジンで、クルマの楽しさを教えてくれた1台でした。
このクルマで「自分でいじる楽しさ」に目覚めた気がします。

2台目:トヨタ MR2 SW20型

SW20

ミッドシップレイアウトの本格スポーツカー。
エンジンを後ろに積んだMR2は、ステアリングのリニアな反応とコーナリングの気持ちよさが別格でした。
「走る楽しさ」を本気で追求した、カーライフで最もアドレナリンが出た1台だったかもしれません。
チューニングの深みにはまっていったのも、このころからです。

3台目:スバル レガシィ B4 BE5型

BE5

結婚・子育てなど、生活が変わってきた時期に選んだのがレガシィ B4でした。
スポーツセダンとして質の高い走りを持ちながら、日常使いでの快適さも両立。
大人のスポーツカーとして、長く付き合える相棒でした。
水平対向エンジンの独特のサウンドと安定感は、今でも懐かしく思います。

4台目(最後の愛車):スバル インプレッサ WRX STI GVB型

GV

最後に選んだのは、スバルの本気が詰まった1台です。
GVBインプレッサWRX STIは、WRCで鍛えられた技術を市販車に落とし込んだピュアスポーツセダン。
EJ20型水平対向ターボエンジンの力強い加速、STI専用のサスペンションセッティング、
そしてAWDの安定感。
「これが最後の本気のスポーツカーだ」という思いで購入した1台でした。
もちろん購入したその日のうちに、マフラーやサスペンションの交換を始めていましたが。


③ どれだけ「クルマ沼」に浸かっていたか

「趣味:ドライブ・チューニング」と言うと聞こえはいいですが、実態はこうです。

洗車・コーティング系

洗車道具一式はもちろん、ボディコーティング剤やポリッシャーまで揃えていました。
キズを消すためのコンパウンド・ポリッシュ、施工のためのバフ類。
洗車スペースには道具がずらっと並んでいました。

整備・メンテナンス系

エンジンオイルは自分で交換。フロアジャッキ、馬(リジットラック)も当然手元に。
ブレーキ回りは、キャリパー・ディスクローター・ブレーキパッドの交換まで自力でこなし、
ブレーキオイルのエア抜きも自分でやっていました。

チューニング系

エキゾーストマニホールド・キャタライザー・マフラー・シートの交換もDIY。
サスペンションは車高調整式のものに換装して、好みの車高と乗り味を追求していました。
さらにはECUを自身で書き換えて各種リミッターやブースト圧、バルブタイミング、空燃比なども弄っていました。

前述のとおり、納車当日に工具を取り出すほどでした。われながら筋金入りのクルマ好きだったと思います。


④ それでも手放した理由

退職前に、冷静に問い直しました。

「今後も、クルマにここまで情熱を注ぎ続けるか?」

答えはNoでした。

退職後は時間の使い方が変わります。旅行、夫婦の時間、健康管理。
クルマへの情熱は、年齢とともにじわじわ落ち着いてきていたのも正直なところです。

そしてコストを洗い直しました。

費用項目年間概算
自動車税約30,000〜45,000円
任意保険約50,000〜80,000円
車検・点検約60,000〜100,000円
ガソリン代約30,000〜50,000円
パーツ・消耗品(現役時代は数十万円規模)
上の4項目の合計約170,000〜275,000円/年

この表は、私が当時見積もった年間維持費の概算です。合計は、自動車税・任意保険・車検と点検・ガソリンの4項目で、車両の購入費、チューニングやパーツの費用、別掲のパーツ・消耗品欄の費用は含めていません。
さらに、工具類やパーツのストックのために必要だったスペースと管理の手間も、
退職後の生活では「不要なもの」に変わっていきました。


⑤ 手放した後のリアル

正直、最初は少し寂しかったです。
EP71から始まりSW20、BE5、そしてGVB。
38年間、常にそこにあった「相棒」がいなくなったわけですから。

でも実際に手放してみると、

  • 車を所有するための維持費がなくなった安心感
  • 洗車しなきゃ・オイル換えなきゃという義務感からの解放
  • 工具・パーツ類を整理して収納とガレージがすっきり

という、予想以上の「身軽さ」がありました。

移動は必要に応じてタクシーかレンタカー。
遠出や旅行はレンタカーを借りるスタイルにしています。案外と問題が無いものです。
「乗らない月も維持費だけ出ていく」ストレスがなくなったのは、
思った以上に快適でした。

もちろん、タクシーやレンタカーの費用は別にかかります。表の合計をそのまま年間の節約実績とすることはできません。手放した後の交通費まで含めた差額は、ここでは集計していません。


⑥ 38年間に悔いはない

手放すことを「損した」とは思っていません。

EP71スターレットで感じた初めての自由。
SW20 MR2で体験した本格スポーツカーの世界。
BE5レガシィB4で走った家族との思い出。
GVBインプレッサSTIで追い求めた「最後の本気」。

どの1台も、人生の豊かさそのものでした。

ただ、退職という節目に「今の自分に必要かどうか」を問い直したとき、
答えが変わっていた。それだけのことです。

固定費削減で語られがちなクルマの話ですが、
私にとっては「38年間の趣味への区切り」という、もう少し深い意味がありました。

同じように「なんとなく持ち続けている」ものがある方は、
一度、ゼロベースで問い直してみるといいかもしれません。

📋 退職の手続きを時系列で整理した「退職の手続きまとめ」もあわせてご覧ください。

更新メモ

2026年10月4日:車を手放す前と後の時制を整え、納車当日の重複説明を短縮しました。維持費表の合計は4項目の概算と明示し、車両・チューニング・パーツ費や代替交通費を含む節約実績とは分けています。本文と異なっていた画像の金額も修正しました。本文の愛車写真は保持し、アイキャッチの車は説明用イメージです。

著者プロフィール
もも吉

33年間、IT企業で技術職・管理職として働いてきました。関東在住、妻と大学生の子と3人暮らし(もう1人の子は社会人として独立) 2018年から投資を始め、資産形成を続けてきましたが、役職定年・職場での消耗・健康寿命への意識が重なり、2026年6月に56歳で早期退職しました。このブログは、その決断と準備の記録です。

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