退職届を提出した——久しぶりに、自分の名前を手書きした日

手続き
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退職まで残り約2ヶ月。 今日、退職届と誓約書を提出しました。 小さな一歩のようで、なんだか大きな一歩を踏み出した気がしています。


今どきのワークフロー申請

提出の流れは、今どきらしいスタイルでした。

社内のワークフローシステムから申請し、上司はそのシステム上で承認する形です。上司と対面で話す場面もなく、承認されたことがシステムの通知でわかる——。

「退職届を出す」という人生の節目にしては、やけにあっさりとしたプロセスだな、と少し不思議な気持ちになりました。


それでも、紙の原本が必要だった

ただ、退職届と誓約書については、自筆の署名と押印が必要とのことでした。

手順としては、

  1. 書類を印刷する
  2. 自筆で署名し、捺印する
  3. スキャンしてPDF化し、ワークフローに添付して提出
  4. 紙の原本は別途、会社に郵送

という流れでした。ワークフローで上司が承認するため、紙の書類に上司の押印欄はありません。

デジタルと紙が混在する、なんとも過渡期らしい手続きでした。IT企業に長年いた人間として、「まだここか」と苦笑いしながら郵送の封筒を用意しました。


久しぶりに、自分の名前を手書きした

署名のとき、ふと気づきました。 自分の名前を手書きするのが、ものすごく久しぶりだ、と。

普段の業務はほぼすべてデジタル。サインが必要な書類も、最近では電子署名で済んでしまうことが多い。そんな日常の中で、久しぶりにペンを持ち、自分の名前をゆっくりと紙に書きました。

不思議と、それだけで「本当に退職するんだな」という実感が、じわっと湧いてきました。

書類の手続きは淡々と進んでいきます。でも、自分の手で書いたその署名が、今の自分の気持ちを少しだけリアルにしてくれました。


これから始まる、本格的な手続き

退職届を出したとはいえ、ゴールはまだ先です。これからいよいよ、本格的な手続きが始まっていきます。

自分なりに整理すると、主にこんな流れになりそうです。

  • 退職金(退職一時金・早期退職上乗せ分)の受け取り手続き
  • DB年金(確定給付年金)の一時金受け取り手続き
  • DC年金(確定拠出年金)のiDeCoへの移管手続き
  • 健康保険の任意継続への切り替え手続き

どれも「あとから修正が効きにくい」手続きばかり。会社からの案内を待ちながら、一つひとつ丁寧に確認していくつもりです。

「退職届を出した」から「退職の準備が整った」へ——。いよいよ、その最後の仕上げに入っていく感覚があります。


不安はある。それでも、いよいよ始まる。

正直なところ、不安がないわけではありません。

長年慣れ親しんだ会社という場所を離れること、収入の柱がなくなること、手続きを間違えないか、想定外のことが起きないか——。いろいろな気持ちが頭をよぎります。

それでも、準備を重ねてきたのはこのためです。資産シミュレーションも、固定費の見直しも、カードの整理も——あの積み上げは、今日のためにあったのかもしれない。

退職届という一枚の紙に、自分の名前を書いた。 その手応えを胸に、いよいよ、始まります。

著者プロフィール
もも吉

33年間、IT企業で技術職・管理職として働いてきました。神奈川県在住、妻と大学生の子と3人暮らし(もう1人の子は社会人として独立) 2018年から投資を始め、資産形成を続けてきましたが、役職定年・職場での消耗・健康寿命への意識が重なり、2026年6月に56歳で早期退職することを決めました。このブログは、その決断と準備の記録です。

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