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2人目の子どもも一人立ちへ。就職を前に、子ども部屋をどうするか考えた

明るい光が差し込む部屋に段ボール箱が置かれ、子ども部屋の整理、自分の生活、戻れる場所について考える要点が並ぶ画像。 退職後の暮らし
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下の子が内定式に参加しました。

来春から社会人になることは以前から分かっていましたが、配属先が決まり、実家を離れて生活することが具体的になってくると、親としても少しずつ実感が湧いてきます。

新生活では、勤務先が用意する住居で暮らす予定です。複数の地域に配属される可能性があることは、本人も分かっていました。それでも希望していた地域とは違ったようで、決まった直後は少し落ち込んでいるように見えました。

私にも「一人でやっていけるかな」という心配があります。一方で、就職して家を出ることは、下の子にとって大きな節目です。そんな子どもをどう送り出すのがいいのか、最近は考えるようになりました。

その中で、思いのほか家族で意見が分かれたのが、「子ども部屋をどうするか」という話でした。

下の子が家を出た後、子ども部屋をどうする?

妻の考えは、比較的はっきりしています。思い出の品など、どうしても残しておきたいものは段ボール2〜3箱くらいなら置いておいてもいい。それ以外は新生活へ持っていくか、これを機会に処分してほしい、という考えです。

就職を一つの区切りとして、自分の持ち物も整理してほしい。その考えには、私も基本的に賛成です。

一方、下の子は、今の部屋をある程度そのまま残しておきたい様子です。このあたりは妻と意見が合わず、少し言い合いになる場面もありました。

ただ、私も「段ボール2〜3箱程度」と聞くと、そこまできっちり決めなくてもいいのでは、と感じます。片づけることには賛成でも、残す量をどこで区切るかとなると、まだ迷いがあります。

子ども部屋を残すという考え方もある

以前、子どもが独立した後の部屋について、Xでいくつかの投稿を見かけたことがありました。私が見た範囲では、子ども部屋をそのまま残している、という声が印象に残っています。

置いてあるもの一つ一つに思い出がある。ほかの用途に使う必要もないので、そのままにしている。そんな考え方もあり、なるほどなと思いました。これは私が見かけた投稿の印象で、世の中の家庭全体がどうしているかまでは分かりません。

子どもにとっても、自分の部屋が残っていることが、帰れる場所があるという安心につながるのかもしれません。

ですから、子ども部屋を残すことがよくないとは思っていません。それぞれの家庭で、部屋の使い方も、残したいものも違うのだと思います。

それでも私は「一度区切る」ことに意味があると思う

それでも私は、就職というタイミングで、一度生活に区切りをつけることには意味があると思っています。

自分の持ち物を整理する。必要なものを選んで、新しい場所へ持っていく。そして、新しい場所で自分の生活を作り始める。

単に住所が変わるだけでなく、「これからは自分の生活を自分で作っていくんだ」と実感するきっかけになるのではないでしょうか。そう考えるのは、私自身の経験も影響しています。

私自身も、就職を機に実家を出た

私も就職を機に実家を出て、寮生活を始めました。そのときはかなり多くのものを整理し、実家に残したのは学生時代のアルバムなど、ごく一部だけ。必要なものを持って、新しい生活を始めました。

家事も、お金の使い方も、生活時間も、それまでとは違います。最初から何でもうまくできたわけではありませんが、親元を離れたことで、自分で考えて生活する場面が増えました。

今振り返ると、あのときに「自分の生活を自分で作る」という感覚が生まれたように思います。私にとっては、一人立ちのよいきっかけでした。

上の子が家を出たときも、かなり荷物を整理した

すでに独立している上の子も、就職するときに自分の荷物をかなり整理しました。実家に残したのは段ボール2箱程度で、それ以外は新生活へ持っていくか、処分しました。

その経験があるので、下の子にも、就職を一つの区切りとして持ち物を見直してほしい、という気持ちがあります。

ただ、上の子が2箱だったから、下の子も同じ量にしなければならないとは思っていません。性格も事情も違います。私や上の子の経験は参考にはなっても、そのまま下の子の正解になるわけではないのでしょう。

転職という選択肢もある。でも、まずは積み上げてきたものを生かしてほしい

配属先が決まった後、下の子と就職の話をしました。実家を離れて新しい生活を始めることになるので、まずは仕事に向き合ってみてほしい、という趣旨の話です。

この先、仕事が合わなかったり、別のことをしたくなったりして、転職を考えることもあるかもしれません。私は転職そのものを否定するつもりはなく、必要ならそういう選択をしてもいいと思っています。

ただ、最初から転職を前提にするよりも、まずはこれまで積み上げてきたものを生かして、社会に出てみてほしいのです。

下の子は大学で専門分野を学び、国家資格の取得を目指してきました。だからこそ、まずは国家試験に合格して、その資格を持って社会に出てほしい。そのうえで実際に働いてみて、自分に合っているか、これからどう生きたいかを考えてほしい。そんな思いを伝えました。

以前の退職前の夫婦旅行でも、子どもの就職活動や国家試験のことを思いながらお参りしていました。親の心配は、就職先が決まれば終わる、というものでもないようです。

もちろん、仕事に向き合ってほしいという思いと、つらくても無理をして続けてほしいということは別です。転職や実家に戻ることを、逃げだと考えているわけではありません。

親として、つい先回りして心配してしまいます。でも、働いて初めて分かることも、うまくいかないことも、本人の経験なのだと思います。

家を出ることと、一人立ちすることは少し違う

下の子が家を出れば、実家を離れた生活が始まります。でも「家を出ること」と「一人立ちすること」は、似ているようで少し違うように感じています。

新しい場所で生活を作る。自分の収入で暮らすことを考える。仕事でうまくいかないことがあれば、自分なりに考える。そして、困ったときには周りに助けを求める。

そういう経験を少しずつ重ねることが、自立していく一つの過程なのではないか。私はそんなふうに考えています。何でも一人で抱え込むことが、一人立ちではないと思います。

実家で暮らしているかどうかだけで、自立しているかどうかが決まるわけでもありません。子ども部屋を片づけることだけが、自立ではない。ただ、自分の持ち物を選び直して新生活へ移ることも、その一つの区切りにはなるのではないか、というのが私の考えです。

背中を押したい。でも、戻れる場所も残しておきたい

とはいえ、親としての気持ちは単純ではありません。

新しい場所で自分の生活を作ってほしい。これまで学んできたことを生かし、新しい仕事にも向き合ってほしい。そう思う一方で、本当に困ったら、帰ってくればいいとも思っています。

自立を促すことと、戻れる場所をなくすことは違う。部屋の荷物を整理する話が、「もう帰ってきてはいけない」という意味にはなってほしくありません。

だから、子ども部屋をどこまで片づけてもらうのがいいのか、私自身もまだ答えが出ていません。妻の「思い出の品は段ボール数箱程度」という考えにも納得できますし、そこまできっちり線を引かなくてもいいのでは、とも思います。

残す箱の数だけでなく、下の子が何を残したいのかも聞きながら、もう少し家族で話していきたいです。

2人目の子どもまで、いよいよ家を出る

下の子が家を出れば、2人の子どもがともに実家を離れることになります。

以前、妻と早期退職について話し合った経緯を書いたときにも、子どもの独立や学費の出口が見えてきたことに触れました。早期退職後の今は、家計の見通しだけでなく、子どもを送り出す側の気持ちとして、その節目を感じています。

子どもが生まれてから長い間、家の中に子どもがいるのが当たり前でした。その日常が変わろうとしています。

「子育てが終わる」とまで言っていいのかは分かりません。親であること自体は、この先もずっと変わらないのでしょう。それでも、一つの大きな区切りが近づいていることは感じます。

心配だから手を出したくなる。でも、本人が考え、経験する時間も大切にしたい。どこまで背中を押し、どこから見守るのか。その境目は、私自身もまだ考えているところです。

来春、下の子がどんな気持ちで新しい生活を始めるのか。私も少しの寂しさと期待を感じながら、送り出す準備をしていきたいと思います。

著者プロフィール
もも吉

33年間、IT企業で技術職・管理職として働いてきました。関東在住、妻と大学生の子と3人暮らし(もう1人の子は社会人として独立) 2018年から投資を始め、資産形成を続けてきましたが、役職定年・職場での消耗・健康寿命への意識が重なり、2026年6月に56歳で早期退職しました。このブログは、その決断と準備の記録です。

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