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退職前最後の有給旅行で、セカンドライフの過ごし方が見えてきた話|福岡・大分4日間

退職後の暮らし
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退職まで残り2週間、有給休暇を使って妻と福岡・大分へ4日間の旅行に行きました。レンタカーで約500km走り、梅雨の時期にもかかわらず全日晴天。やまなみハイウェイを走り、地獄めぐりをして、由布院の街道を2人でぶらぶら歩いた旅でした。「退職後の時間って、こういうことなんだろうな」という感覚が、旅を通じてじわじわと湧いてきました。

旅行から帰った翌朝、コーヒーを淹れながらぼんやりと考えていました。「退職後の時間って、こういうことなんだろうな」と。

退職まで残り数週間というタイミングで、有給休暇を使って妻と2人で福岡・大分へ4日間の旅行に行きました。レンタカーで約500km走り、やまなみハイウェイを駆け抜け、地獄めぐりをして、由布院の街道を2人でぶらぶら歩いた4日間。梅雨の時期にもかかわらず全日晴天という、出来すぎなほど恵まれた旅でもありました。

退職後のセカンドライフの輪郭が、旅を通じてくっきりと見えてきた気がしています。今回はその全体的な記録と感じたことを書いておきます。

「退職前の有給旅行」というタイミング

今回は引き継ぎをひと通り終えた後の有給消化として、初めて「仕事を気にせず平日に旅行する」体験をしました。このところはフェードアウトの日々が続いており、業務の最終整理をしながらの旅行です。

平日の移動は、人が少なくて快適でした。観光地も週末よりずっと空いている。資さんうどんのランチも、門司港の焼きカレーも、行列を気にせず入れました。この「平日に、自分のペースで動く旅行」が退職後には当たり前になる——そう思うと、少し不思議な感覚でした。

旅のスタイルと費用

私たち夫婦の旅行スタイルは、自由旅行が基本です。ツアーは使わず、レンタカーを借りて、行きたいスポットを事前にプランニングしてから動きます。今回はANAトラベラーズのダイナミックパッケージで、フライト・ホテル・レンタカーをまとめて手配し、期間限定クーポンも活用しました。支払総額は2人で105,500円。4日間でこの内容であれば、コストパフォーマンスは十分だったと思っています。

4日間のハイライト

1日目は北九州エリア。小倉の資さんうどんで昼食をとり、小倉城を見てから門司港レトロへ。旧門司港駅や旧門司三井倶楽部など大正ロマンの建物をめぐり、関門海峡の人道トンネルを歩いて本州と九州の県境を踏みました。夕暮れから夜景へと変わる関門海峡を展望室(31階)からゆっくり眺めながら過ごした時間は、旅の最初の夜にふさわしい静かなひとときでした。

2日目は別府。別府ロープウェイで鶴見岳に上がり、由布岳と別府湾を一望した後、地獄めぐりを7か所すべて回りました。海地獄のコバルトブルー、血の池地獄の赤、かまど地獄の足湯——「どれも似たようなもの」という先入観を、良い意味で裏切られました。明礬エリアの岡本屋売店で食べた元祖・地獄蒸しプリンは、地獄をひと通り歩き切った後の一口として格別でした。

3日目はやまなみハイウェイを走りながら九重、そして由布院へ。九重”夢”大吊橋は予定外の立ち寄りでしたが、標高777mから眺める渓谷の景色は圧巻でした。由布院では湯の坪街道を2人で歩いて、足湯でひと息ついてから慈恩の滝まで足を延ばしました。この旅で最も動いた1日でした。

4日目は太宰府天満宮と観世音寺を経由して博多へ。もうひとりの子どもの就職活動、国家試験のことを頭の隅に置きながら、天満宮でお参りしてきました。梅ヶ枝餅を食べ、博多でお土産をまとめて購入してから空路で帰りました。

梅雨なのに4日間晴れた

6月の九州は梅雨の盛りです。出発前はずっと天気予報を気にしていましたが、結果的に全日晴天でした。

妻はいわゆる「晴れ女」で、旅行のたびに天気に恵まれる傾向があります。今回も例外ではありませんでした。晴れ渡ったやまなみハイウェイ、青空の下の由布岳、夕映えの関門海峡——天気の良し悪しが旅の印象をここまで左右するものかと、改めて感じました。

47都道府県制覇、残り3県

私たち夫婦には「47都道府県すべてを旅行する」という目標があります。今回の福岡・大分で、残るは和歌山・三重・兵庫の3県のみとなりました。

少し悩んでいることがあります。今回の移動中に佐賀県を通過していること、2年前の島根旅行で鳥取県にわずかに踏み入れていること——どちらも「ちゃんと観光した」とは言えないので正式にカウントするのは難しい。でも見方を変えれば、佐賀も鳥取も「改めて行く理由」ができたということです。和歌山・三重・兵庫の3県とあわせて、退職後の比較的早い時期にまとめて達成できそうです。

旅を終えて感じたこと

今回の旅行で一番感じたのは、「平日に、自分たちのペースで動く旅行」の気持ちよさでした。観光地が空いている。移動が楽。食事で並ばなくてよい。宿でもゆっくりできる。「明日は何時に起きなければいけない」という縛りが、仕事をしていた頃の週末旅行とは段違いに少ない。

愛車を手放してからは運転する機会がほとんどなくなっていましたが、渋滞のないやまなみハイウェイを走りながら「ああ、走るのって気持ちいいな」と思う場面が何度もありました。

退職後はフレキシブルFIREのスタンスで考えているので、旅行の頻度や行き先は状況を見ながら柔軟に決めていくつもりです。ただ、残り時間を意識するようになってから、変わらない思いがあります。体力が続く限り、やりたいことを後回しにしない。今回の旅を振り返りながら、その気持ちを改めて確認できた気がしています。

著者プロフィール
もも吉

33年間、IT企業で技術職・管理職として働いてきました。神奈川県在住、妻と大学生の子と3人暮らし(もう1人の子は社会人として独立) 2018年から投資を始め、資産形成を続けてきましたが、役職定年・職場での消耗・健康寿命への意識が重なり、2026年6月に56歳で早期退職しました。このブログは、その決断と準備の記録です。

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